適正体重チェッカー
BCS(ボディコンディションスコア)を1〜9のうちから選ぶと、体型の区分をチェックできます。触診による自己チェックの目安であり、診断ではありません。
BCS(ボディコンディションスコア・1〜9)を選ぶと、WSAVAの9段階チャートにもとづく体型区分がわかります。理想は4〜5です。「BCS 1つ=体重の何%」のようなkg換算は一次出典で確認できないため表示していません。触診による自己チェックの目安であり、診断ではありません。
確かめ方(3つのチェック)
WSAVA公式チャートは「肋骨の触れ方・上から見たくびれ・お腹のライン」でスコアを判定します。力を入れず、なでるように確かめてください。
- ① 肋骨をさわる — 横腹を手のひらで軽くなでます。

薄い脂肪ごしにすぐ肋骨に触れる → 4〜5(理想付近)/触れるけど脂肪が厚め・触れにくい → 6〜7/触れない → 8〜9/さわらなくても見える → 1〜2 - ② 上から見る — 肋骨の後ろに「くびれ」があるか。
左: 1〜2(痩せすぎ)/中央: 4〜5(理想)/右: 8〜9(太りすぎ)
はっきりくびれている → 3〜5/くびれがわかりにくい → 6〜7/くびれがない → 8〜9 - ③ 横から見る — お腹のライン。
左: 1〜2/中央: 4〜5(理想)/右: 7〜9
お腹が極端に吊り上がる → 1〜2/ゆるやかに引き締まる → 4〜5/お腹が丸く、脂肪のたるみ(fat pad)が目立つ → 7〜9
※ 各スコアの正式な記述はWSAVA公式チャート(下の出典)にあります。長毛の子は毛で見た目がわかりにくいので、触った感触を優先してください。迷ったら動物病院で確認してもらうのが確実です。
かんたん3問チェック — 3つ答えると推定スコアが出ます
① 肋骨をさわると?
② 上から見たくびれは?
③ 横から見たお腹は?
スコアの微調整(推定が実感と違うときはここで直せます・理想=5)

スコアを選ぶと、体型の区分が表示されます。
BCSの見分け方 早見表
上のガイドと同じ内容を、確かめる場所ごとに並べ直したものです。3つの結果が食い違うときは、WSAVAチャートどおり触診(肋骨)を優先してください。
| 見るところ | 観察されること | BCSの目安 |
|---|---|---|
| 肋骨をさわる | さわらなくても肋骨が見える | 1〜2 |
| 肋骨をさわる | 薄い脂肪ごしにすぐ肋骨に触れる | 4〜5(理想付近) |
| 肋骨をさわる | 触れるが脂肪が厚め・触れにくい | 6〜7 |
| 肋骨をさわる | 肋骨に触れない | 8〜9 |
| 上から見たくびれ | はっきりくびれている | 3〜5 |
| 上から見たくびれ | くびれがわかりにくい | 6〜7 |
| 上から見たくびれ | くびれがない(楕円形) | 8〜9 |
| 横から見たお腹 | お腹が極端に吊り上がる | 1〜2 |
| 横から見たお腹 | ゆるやかに引き締まる | 4〜5(理想付近) |
| 横から見たお腹 | お腹が丸く、脂肪のたるみ(fat pad)が目立つ | 7〜9 |
長毛の子は見た目でわかりにくいため、触った感触を優先します。自己チェックの目安であり診断ではありません。迷ったら動物病院で確認してください。
BCSスコア別 早見表(1〜9)
「うちの子はBCS 6かもしれない」というように、スコアのほうから確かめたいときの表です。上の早見表と同じ内容を、スコアを縦軸にして並べ替えました。3つの観察が全部そろうとは限りません。ひとつでも当てはまれば、その周辺のスコアとして見てください。
| BCS | 区分 | 肋骨をさわる | 上から見たくびれ | 横から見たお腹 |
|---|---|---|---|---|
| 1 / 9 | UNDER IDEAL | さわらなくても肋骨が見える | — | お腹が極端に吊り上がる |
| 2 / 9 | UNDER IDEAL | さわらなくても肋骨が見える | — | お腹が極端に吊り上がる |
| 3 / 9 | UNDER IDEAL | — | はっきりくびれている | — |
| 4 / 9 | IDEAL | 薄い脂肪ごしにすぐ肋骨に触れる | はっきりくびれている | ゆるやかに引き締まる |
| 5 / 9 | IDEAL | 薄い脂肪ごしにすぐ肋骨に触れる | はっきりくびれている | ゆるやかに引き締まる |
| 6 / 9 | OVER IDEAL | 触れるが脂肪が厚め・触れにくい | くびれがわかりにくい | — |
| 7 / 9 | OVER IDEAL | 触れるが脂肪が厚め・触れにくい | くびれがわかりにくい | お腹が丸く、脂肪のたるみ(fat pad)が目立つ |
| 8 / 9 | OVER IDEAL | 肋骨に触れない | くびれがない(楕円形) | お腹が丸く、脂肪のたるみ(fat pad)が目立つ |
| 9 / 9 | OVER IDEAL | 肋骨に触れない | くびれがない(楕円形) | お腹が丸く、脂肪のたるみ(fat pad)が目立つ |
「—」は、このページの3ステップガイドがそのスコアの帯を示していないところです(全5マス)。埋めれば表は見栄えよくそろいますが、持っていない判定を持っているように見せることになるので、空けたままにしています。各スコアの正式な記述は、下の出典にあるWSAVA公式チャートで確認できます。
BCSの区分
| スコア | 区分 | 備考 |
|---|---|---|
| 1〜3 | UNDER IDEAL(痩せすぎ側) | — |
| 4〜5 | IDEAL(理想) | 理想は5 |
| 6〜9 | OVER IDEAL(太りすぎ側) | 6/9は高齢猫では許容されうるとされる |
出典: WSAVA Nutrition Committee — Cat Body Condition Score (9-point)(2025年・確認日 2026-07-05)。「BCS 1つの差=体重の何%」というkg換算はチャート原本に記載がないため掲載していません。
「BCS 3」と言われたら、まず段階数を確かめる
BCSには9段階と5段階があります。環境省のペットフード・ガイドラインは「見た目と触れた状態から、体型(特に脂肪の付き具合)を9または5段階で評価します」と書いていて、5段階の表ではBCS 3が理想体重です。このページが使っているWSAVAの9段階では、BCS 3は痩せている側(UNDER IDEAL)になります。
同じ「3」でも、意味が逆になります。病院で言われた数字やフードの資料に載っている数字を読むときは、点数そのものより先に「何段階のうちの3ですか」を確かめてください。9段階なら「◯/9」、5段階なら「◯/5」と併記されていることが多く、書かれていなければ聞き返してよい質問です。
| BCS | 区分 | 猫の見え方・触れ方(原文) |
|---|---|---|
| 1 / 5 | 痩せ | 肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。首が細く、上から見て腰が深くくびれている。横から見て腹部の吊り上がりが顕著。脇腹のひだには脂肪がないか、ひだ自体がない。 |
| 2 / 5 | やや痩せ | 背骨と肋骨が容易に触れる。上から見て腰のくびれは最小。横から見て腹部の吊り上がりはわずか。 |
| 3 / 5 | 理想体重 | 肋骨は触れるが、見ることはできない。上から見て肋骨の後ろに腰のくびれがわずかに見られる。横から見て腹部の吊り上がり、脇腹にひだがある。 |
| 4 / 5 | やや肥満 | 肋骨の上に脂肪がわずかに沈着するが、肋骨は容易に触れる。横から見て腹部の吊り上がりはやや丸くなり、脇腹は窪んでいる。脇腹のひだは適量の脂肪で垂れ下がり、歩くと揺れるのに気づく。 |
| 5 / 5 | 肥満 | 肋骨や背骨は厚い脂肪におおわれて容易に触れない。横から見て腹部の吊り上がりは丸く、上から見て腰のくびれはほとんど見られない。脇腹のひだが目立ち、歩くと盛んに揺れる。 |
出典: 環境省『飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~』4-1 痩せすぎ、太りすぎにしないために(2018年8月現在・確認日 2026-09-07)。原文の表には犬の行もありますが、猫の行だけを引いています。表の注記は「この表ではBCSが3の時の体重を理想体重としています。」。
5段階と9段階を読み替える対応表は、環境省ガイドラインにもWSAVAチャートにもありません。「5段階の3は9段階の何点にあたるか」を書いている一次資料が見つからなかったので、このページでも換算は出していません。両方の記述を並べて置くところまでが、出典で言えることです。同じく、環境省ガイドラインも「現在の体重とBCSから理想体重を求めるには、獣医師に診てもらうことをおすすめします」と書いていて、kg換算は病院に振っています。
根拠と出典
BCSスケール
BCSは1〜9の9段階で、UNDER IDEAL(1〜3)/IDEAL(4〜5・理想=5)/OVER IDEAL(6〜9)に区分されます。BCS 6/9は高齢猫では許容されうるとされています。
9段階と5段階
環境省のペットフード・ガイドラインは、BCSを「9または5段階で評価します」としています。5段階の表では理想が3、このページが使う9段階では理想が4〜5です。両者を読み替える対応表は、どちらの一次資料にもありません。作れば出典の無い数字になるので、このページでは換算を出さず、5段階の表を原文どおり並べて置くところまでにしています。
体重kg換算について
「BCS 1つの差=体重の何%」という数値換算は、このBCSチャート原本には明記がなく一次確認が取れていません。架空の数値を作らないため、本チェッカーでは体重kgへの換算を表示していません。環境省ガイドラインも「現在の体重とBCSから理想体重を求めるには、獣医師に診てもらうことをおすすめします」と書いています。正確な適正体重の判定は動物病院にご相談ください。
- WSAVA Nutrition Committee — Cat Body Condition Score (9-point) (2025年・確認日 2026-07-05)
- 環境省『飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~』4-1 痩せすぎ、太りすぎにしないために (2018年8月現在・確認日 2026-09-07)
- Laflamme DP. Feline Pract 1997;25:13-18
- Bjornvad CR, et al. AJVR 2011;72:433-437
- Teng KT, et al. J Feline Med Surg 2018;20(12):1110-1118
体型を確かめたあとに
よくある質問
猫の適正体重は何kgですか?
品種や体格で違うため、このツールでは体重kgでの適正値は出していません。「BCS 1つの差=体重の何%」という換算もWSAVAチャート原本に明記がなく、一次確認が取れない数値は載せない方針です。正確な適正体重は動物病院で確認してください。
理想のBCSはいくつですか?
BCSは1〜9の9段階で、4〜5がIDEAL(理想は5)です。1〜3はUNDER IDEAL、6〜9はOVER IDEALに区分されます。
BCSはどうやって確かめますか?
肋骨の触れ方・上から見たくびれ・横から見たお腹のラインの3つで確かめます。力を入れず、なでるように触るのがコツです。長毛の猫は見た目がわかりにくいので、触った感触を優先してください。
BCS 3は痩せすぎですか、理想ですか?
どちらの段階数のBCSかで逆になります。このページが使っているWSAVAの9段階では、BCS 3はUNDER IDEAL(痩せている側)です。環境省のペットフード・ガイドラインが載せている5段階の表では、BCS 3が理想体重にあたります。5段階と9段階を読み替える対応表はどちらの一次資料にもないため、点数を聞いたら「何段階のうちの3か」を先に確かめてください。
BCS 6は太りすぎですか?
WSAVAのチャートではBCS 6/9はOVER IDEAL側ですが、高齢猫では許容されうるとされています。迷ったら動物病院で確認してもらうのが確実です。