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子猫の育て方|月齢別の食事・ワクチン・去勢の目安(iCatCare準拠)

子猫の育て方|月齢別の食事・ワクチン・去勢の目安(iCatCare準拠)
このページのまとめ

子猫の育て方を、iCatCareの子猫ブックレットとAAHA/AAFPの一次資料からまとめました。食事回数(3〜6か月は1日最低3食)、ワクチン(8〜9週開始が一般的)、駆虫、去勢・避妊(生後4か月前後が現在の推奨)の月齢別の目安を出典つきで紹介します。社会化期は文献により幅があり、iCatCareの2〜7週とAAHA/AAFPの2〜3週から9〜10週を併記します。犬用ペルメトリンは猫に致死的という安全上の警告も。ワクチンや駆虫の具体的なスケジュールは、必ず動物病院と相談してください。

先に全体像を書きます。子猫の育て方は、月齢に沿って食事・ワクチン・駆虫・去勢のポイントが変わっていきます。この記事では、猫専門団体 iCatCare の子猫ブックレットと、獣医学会の AAHA/AAFP ガイドラインをもとに、月齢別の一般的な目安を出典つきで紹介します。

ただし、はじめに大事なことを1つ。ワクチン・駆虫・去勢の具体的なスケジュールは、必ず動物病院と相談して決めてください。ここに書くのは「一般的にはこう案内されている」という目安で、その子に合わせた判断は獣医師の領域です。この記事では、薬の銘柄や用量の指南はしません。

この記事の守備範囲は、月齢別の育て方の全体像です。

この記事は一般的な情報です。診断や治療の指南ではなく、獣医師の監修も受けていません。ワクチン・駆虫・去勢のスケジュールや薬の選択は、必ずかかりつけの動物病院と相談して決めてください。子猫の体調に気になる変化があれば、すぐに受診してください。

月齢別の目安(早見表)

まず全体を表で。数字は iCatCare の子猫ブックレット(出典1)と AAHA/AAFP(出典3)にもとづく一般的な目安です。

項目目安
社会化期おおむね2〜7週(iCatCare)。文献により9〜10週頃までとするものも(AAHA/AAFP)
食事回数(3〜6か月)1日最低3食
食事回数(6か月超)1日最低2食(少量)
ワクチン初回コース8〜9週齢に開始が一般的、2回目は3〜4週間後、16〜20週齢の3回目推奨も一般的
ワクチン初回ブースター6か月齢以降、その後1〜3年ごと
駆虫(回虫)3週齢から2週間ごと→8週齢まで、その後6か月齢まで毎月
去勢・避妊性成熟は5か月齢から。生後4か月前後が現在の推奨

くり返しになりますが、これは目安です。その子のスケジュールは動物病院と相談して決めてください。以下、それぞれ少し詳しく見ていきます。

社会化期は「文献によって幅がある」

子育てで最初に意識したいのが社会化期です。この時期に人や他の動物、いろいろな刺激に良い形で触れておくと、大人になってから社交的になりやすいとされています。

ただ、この社会化期が「いつからいつまでか」は、文献によって少し幅があります。正直に併記します。

  • iCatCare:2〜7週齢が鍵となる社会化期(子猫ブックレットは「2〜7または8週」)(出典2)
  • AAHA/AAFP:早ければ2〜3週齢に始まり、9〜10週齢頃に閉じる。この期間は流動的で個体差がある(出典3)

どちらか一方の数字に丸めず、「おおむね2〜7週。文献により9週前後までとするものもある」と受け止めるのが正確です。

そして大事なのは、多くの子猫は家に来る時点でこの期間を過ぎているということ。それでも、その後に丁寧に良い経験を重ねることでできることは多い、とされています。具体的には、1日合計30〜60分のハンドリングを、複数回の短いセッションで行うのが iCatCare・AAHA/AAFP 両方の目安です(出典2・3)。手や足をおもちゃにしない(咬み癖・引っかき癖につながる)、子猫が自分から近づく・離れる選択を常に許す、という点も共通しています。

食事:回数を分けて与える

子猫は一度にたくさん食べられないので、回数を分けて与えるのが基本です(出典1)。

  • 生後3〜6か月:1日最低3食
  • 6か月超:1日最低2食(少量)

量は月齢・体格・フードで変わるので、フードのパッケージの給与量の目安と、動物病院の案内をあわせて確認してください。歯磨きも若いうちから習慣にすると、大人になってから楽です(iCatCare は毎日〜1日2回を推奨。人用の歯磨き粉は使わない)。

ワクチン・駆虫:スケジュールは動物病院と

ここはYMYLの中心なので、慎重にいきます。数字は出しますが、それは「一般的にこう案内されている」という目安であって、その子のスケジュールは必ず動物病院と相談して決めてください

ワクチン(出典1)

  • 初回コースは8〜9週齢に開始が一般的
  • 2回目はその3〜4週間後
  • 16〜20週齢での3回目接種の推奨も現在は一般的
  • 初回ブースターは6か月齢以降、以降は1〜3年ごと(ワクチン・疾患・個体のリスクによる)

駆虫(出典1)

  • 回虫:3週齢から2週間ごと→8週齢まで、その後6か月齢まで毎月
  • 条虫:通常12週齢から(ノミがいる場合を除き、幼齢では不要なことが多い)
  • 6か月超:回虫・条虫の両方に効く薬剤で1〜3か月ごと

これらの銘柄・用量の判断は、この記事ではしません。ワクチンの種類も、その地域や生活環境で必要なものが変わります。かかりつけで相談してください。

ワクチンや駆虫の「一般的な目安」を知っておくと、動物病院で説明を受けるときに理解しやすくなります。ただし、実際に何をいつ打つ・飲ませるかは、その子を診た獣医師の判断が優先されます。この記事の数字を、自己流のスケジュールの根拠にしないでください。

【重要な安全警告】犬用ノミ薬(ペルメトリン)を猫に使わない

安全に直結するので、これははっきり書きます。犬用のノミ薬(ペルメトリンを含むスポットオン製剤)を、絶対に猫に使わないでください。iCatCare の子猫ブックレットは、原文で「NEVER be tempted to use a dog flea product on a cat(犬用のノミ製品を猫に使う誘惑に絶対に負けないこと)」と警告しています(出典1)。

ペルメトリンは犬には使えても、猫には高毒性で、子猫には致死的になりえます。「同じノミ薬だから」と犬用を流用するのは危険です。猫のノミ対策は、必ず猫用として処方・販売されているものを、動物病院に相談して使ってください。

去勢・避妊:現在の推奨は「4か月前後」

去勢・避妊の時期についても、iCatCare の案内が参考になります(出典1)。

  • 性成熟は5か月齢から始まる
  • 去勢・避妊は生後4か月前後が現在の推奨(この月齢でも追加の健康リスクはないと明記)
  • ワクチンと去勢が済むまでは外に出さない(2回目ワクチンの7〜10日後以降、目安6か月頃まで待つ)

時期はその子の発育や動物病院の方針で前後します。いつ手術するかは、かかりつけと相談して決めてください。

迎える時期のルール(法律・基準)

子猫を迎える「時期」については、日本の法律・基準にも定めがあります(出典4)。

  • 動物愛護管理法 第22条の5:犬猫等販売業者は、出生後56日を経過しない子猫を、販売のため引き渡し・展示してはならない(義務。適用対象は販売業者
  • 環境省の基準(第5-5):猫の所有者は、子猫の譲渡にあたり、特別の場合を除き離乳前に譲渡しないよう努める。譲渡先に社会化に関する情報を提供するよう努める(努力義務)

56日規制は販売業者に向けた義務で、知人間の譲渡などは基準側の努力義務にあたります。いずれにせよ、早すぎる時期に母猫やきょうだいから引き離さない、という考え方が背景にあります。

うちの場合(ココとちくわ)

正直にお伝えします。うちのココ(2歳・ブリティッシュショートヘア)とちくわ(1歳・マンチカン)は、もう子猫の時期を過ぎています。なので、この記事の月齢別ケアを「うちの2匹でこうやった」と実測で書くことは、今はできません。

書ける確定事実は、うちがもともと動物に縁のない家庭で、娘が「どうしても欲しい」と言ったのをきっかけに猫と暮らし始めたこと。そして、名前は両方とも娘が決めたことくらいです。子猫時代の食事回数やワクチンの記録は、手元にある事実として確認できていないので、ここに創作で埋めることはしません。

この記事の月齢別ケアは、iCatCare・AAHA/AAFPの一般的な目安です(うちの2匹の実測ではありません)。当時の記録が確認できれば、うちのエピソードとして分けて追記します。今は「一般基準」として読んでください。

まとめ

  • 子猫の育て方は月齢に沿って食事・ワクチン・駆虫・去勢が変わる(数字は一般的な目安・出典1)
  • 社会化期は文献により幅がある:iCatCare 2〜7週/AAHA・AAFP 2〜3週から9〜10週。単一の数字に丸めない(出典2・3)
  • 食事は3〜6か月で1日最低3食・6か月超で最低2食(出典1)
  • ワクチン・駆虫の具体的スケジュールは動物病院と相談。銘柄・用量の指南はしない(出典1)
  • 犬用ペルメトリンは猫に致死的。猫用のものを動物病院に相談して使う(出典1)
  • 去勢・避妊は生後4か月前後が現在の推奨(出典1)。迎える時期は56日規制(販売業者向け)と離乳前譲渡しない努力義務(出典4)

ワクチン・駆虫・去勢は、必ずかかりつけの動物病院と相談して決めてください。子猫を迎えて多頭飼いを考えている人は多頭飼いの実録を、留守番の向き不向きは留守番編を、成長後の年齢の見方は年齢早見表もあわせてどうぞ。

くり返します。この記事は診断・治療の指南ではありません。ワクチン・駆虫・去勢のスケジュールや薬の選択は、必ずかかりつけの動物病院と相談して決めてください。子猫の体調に気になる変化があれば、すぐに受診してください。

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よくある質問

子猫のごはんは1日何回あげればいいですか?

iCatCareの子猫ブックレットでは、生後3〜6か月の子猫は1日最低3食、6か月を超えたら1日最低2食(少量)が目安とされています。子猫は一度にたくさん食べられないので、回数を分けて与えるのが基本です。ただしこれは一般的な目安で、その子の月齢・体格・使っているフードによって適量は変わります。具体的な量や回数は、動物病院やフードのパッケージの案内もあわせて確認してください。

子猫のワクチンはいつから打ちますか?

iCatCareの子猫ブックレットでは、初回のワクチンコースは8〜9週齢に始めるのが一般的で、2回目はその3〜4週間後、さらに16〜20週齢での3回目接種の推奨も現在は一般的、とされています。初回のブースターは6か月齢以降で、その後は1〜3年ごと(ワクチンの種類や猫のリスクによる)です。ただしこれはあくまで一般的な目安です。その子に必要なワクチンの種類やスケジュールは、必ず動物病院と相談して決めてください。銘柄や用量の判断はこの記事ではしません。

子猫の去勢・避妊は何か月からできますか?

iCatCareの子猫ブックレットでは、性成熟は5か月齢から始まり、去勢・避妊は生後4か月前後が現在の推奨とされています(この月齢でも追加の健康リスクはないと明記されています)。ワクチンと去勢が済むまでは外に出さないよう案内されています。時期はその子の発育や動物病院の方針によって前後するので、いつ手術するかは動物病院と相談して決めてください。

子猫の社会化期はいつですか?

社会化期は文献によって幅があります。iCatCareは2〜7週齢(ブックレットは2〜7または8週)を鍵となる社会化期とし、AAHA/AAFPは早ければ2〜3週齢に始まり9〜10週齢頃に閉じる、としています。この時期は流動的で個体差があります。多くの子猫は家に来る時点でこの期間を過ぎていますが、その後も丁寧に良い経験を重ねることでできることは多いとされています。1日合計30〜60分のハンドリングを、複数回の短いセッションで行うのが目安です。

出典

  1. iCatCare 子猫ブックレット『Life stage guide to caring for your new kitten』(食事回数・ワクチン・駆虫・去勢4か月前後・ペルメトリン警告/2026-07-05確認)
  2. International Cat Care『Bringing up a litter of kittens: behavioural considerations』(社会化期2〜7週・ハンドリング30〜60分/2026-07-05確認)
  3. 2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guidelines(kitten=誕生〜1歳・社会化期2〜3週から9〜10週・ハンドリング30〜60分/2026-07-05確認)
  4. 動物の愛護及び管理に関する法律 第22条の5(幼齢販売の制限・出生後56日/e-gov法令API 348AC1000000105・2026-07-05確認)